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『救急の日』おはようございます。
今日の天気は晴れ時々曇り、最高気温は36度以上とかなり暑くなる予報です。 台風は東海地方をそれましたが、次第に高気圧に覆われるため晴れる見込みです。 東海地方では高温が予想され、熱中症の危険が特に高くなる見込みです。 暑さを避けて水分をこまめに補給するなど十分な対策をとる必要があります。
本日9月9日は「救急の日」です。 厚生省(現在の厚生労働省)が1982年に制定。 「きゅう(9)きゅう(9)」の語呂合わせ。 救急業務や救急医療について一般の理解と認識を深め、救急医療関係者の士気を高める日。
さて、私たちの腸の中には多種多様で膨大な数の細菌がすみ、健康状態や病気の発症など深く関わっている。 優れたスポーツ選手には特殊な菌があり、一般の人でもそんな菌を増やせば、 ひょっとすると運動能力を高められるかもしれない。 選手と科学者達が一緒になって腸内細菌と運動との関係を探る研究が増え始め、興味深い成果が出てきた。
トップアスリートの腸内にすむ細菌をマウスの腸内に移植したら運動能力が高まった。 米ハーバード大学などの研究グループが今年6月、科学誌に発表した成果だ。 ボストンマラソンに参加する選手の協力を得て走る前と後で便を採取し腸内にすむ細菌の集団 「細菌叢(そう)」を詳しく調べた。 すると運動後には乳酸の代謝に関わる細菌が増えていた。 この種類の細菌をマウスの腸内に移植したところ、運動能力の向上を確認できたと言う。
人の腸には500〜1000種類、100兆〜1000兆個の細菌がいるとされ、重量で1〜2キログラムに達する。 どんな種類の菌がどれだけいるかは個人によって違い、 それが体調や病気のかかりやすさ等に関係していることが少しずつわかり始めている。 例えばある長距離選手では、体調が悪く成績が落ち込む時に腸内細菌叢にも変化が見られ、 酪酸菌やビフィズス菌と言った菌が減っていた。 腸内細菌叢は免疫系を通じて競技のパフォーマンスに影響している可能性があると指摘する。 腸内の細菌が作り出す様々な物質が体の免疫システムを左右している。 その実態が最近の研究で解き明かされつつある。
今後スポーツと腸内細菌の関係が詳しく解明されれば細菌叢はアスリートの名コーチになるかもしれないですね。
では今週も頑張って行きましょう。
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