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『ドクターAIは失敗しない』おはようございます。
今日の天気は晴れ、最高気温も24度と快適な1日となりそうです。
本日10月23日は「電信電話記念日」です。 電気通信省(後の電電公社、現在のNTT)が1950 (昭和25)年に制定。 1869 (明治2)年9月19 (新暦10月23日)、東京から横浜で公衆電信線の建設工事が始まった。
さて本日は「ドクターAIは失敗しない」と言うお話です。 長くなるため興味のある方はお付き合い下さい。
20xx年、患者が無人診療室の椅子に座ると、センサーが体温、脈拍、年齢ら体重等を自動で読み取り、 わずか数秒で病名がコンピューター上の画面に浮かび上がった。 (あなたは90%以上の確率で大腸癌です。隣の部屋で治療を受けてください)。 患者のわずかな変化から最も可能性の高い病名を導きだしたのは「人工知能(AI) ドクター」だ。 膨大な数の症例や最新の論文を学習し、その知識は人間の医師の能力を超える。 近未来、医療の現場ではAIドクターが大きな役割を担っているかもしれない。
では現状はどうか。2019年10月初旬、東京慈恵会医科大学附属病院(東京・港)で行われた大腸の内視鏡検査。 モニターには脈動する大腸の様子が鮮明に写し出されている。 開始から8分後突然(ピンポン)とチャイムが鳴り引き、画面の右端に緑色の四角い枠が出現した。「ありましたね」。 医師が枠を拡大し、うっすら盛り上がっている部分を撮影すると、画面に(96%新生物)との表記が出た。 「これらはポリープですね」医師はすぐにポリープを切除し、さらに奥の様子の確認作業に移った。 この日の検査にかかった時間は約30分、3つのポリープを発見した。
一見すると通常の内視鏡検査のようだが、これは慈恵医大と東京大学発スタートアップのエルピクセル(東京・千代田)が共同開発する(AI解析システム)の臨床研究の現場だ。 慈恵医大は16年からシステムの開発を進めており、すでにシステムそのものは完成したと言う。 「静止画の検査の精度は99%だが、動画ではもっと多くの良質なデータが必要になる」と説明する。 なぜ内視鏡検査にAI解析システムが必要なのか。 最大の理由は同検査の精度が100%、医師の技術に左右されるためだ。 腸内のわずかな異常から、ポリープか、腫瘍か、がん細胞か判断するのは経験による部分が大きい。 医師の熟練度次第では見逃されるケースも多く、内視鏡による異常の発見率は病院によって 10%〜50%とばらつきがある。 「システムを実用化できれば、医師による検査精度のばらつきがなくなり、どこからでも精度の高い治療と検査が受けられるようになる」と強調する。
大腸がんは日本や中国などアジア人に多い間と言われる。AIの活用で大腸がんを早期発見できれば、治療は内視鏡による切除で済む。 放射線治療や高額なガン免疫薬などが不要になり、社会全体の医療コストの削減につながると期待されている。
東大医学部附属病院の山田篤生助教授らの研究チームはスタートアップのAIメディカルサービス(東京・豊島)と、 小腸検査に使うカプセル型内視鏡画像の自動解析システムを共同開発している。 超小型カメラを内蔵した直径11ミリ、長さ26ミリのカプセル型内視鏡は、 飲み込むだけで済む患者負担の少ない検査として日本では07年から医療現場で使われている。 山田教授は「早ければ20年か21年あたりには実用化できるかもしれない」と話す。
大きな問題が1つある。カプセル型内視鏡は消化器を通る間に画像を撮影し続けるため、 確認しなければならない画像は患者1人分で5万〜6万枚に上り、ベテラン医師でも30分から1時間かかる。 AIがこの確認作業を代行すると5分で終わると言う。 「画像解析のように人の目でできる事は全てAIで代用可能だ。将来は全てAIに置き換わるだろう」と予想する。
凄いですね、ここでもやはりAI技術は活躍しそうです。
では本日も頑張って参ります。
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