| . |
『グーグル量子コンピューター』おはようございます。
今日の天気は曇りで夕方ごろから雨になる模様です。 最高気温は24度程になります。
本日10月24日は「ツーバイフォー住宅の日」です。 日本ツーバイフォー建築協会が制定。 ツーバイフォー工法が断面2×4インチの規格材を使用することから。
さて本日は「グーグル量子コンピューター」のお話です。 少し長くなりますがご興味のある方はお付き合い願います。
米グーグルは23日、量子コンピューターを使い複雑な計算問題を最先端のスーパーコンピュータよりも極めて短い時間に解くことに成功したと発表した。 理論上量子コンピューターはスパコンを上回る性能を持つと考えられてきたが、世界で初めて実験で証明した。 人工知能(AI)などに続く革新的技術として期待される量子コンピューターの実用化は大きく前進する。
同日付の英科学誌「ネイチャー」で成果を報告した。発表によると、 同社の量子コンピューターが従来のコンピューターでは困難な問題を解く性能を示す「量子超越」を達成した。 乱数を作る計算問題を用意して検証したところ、最先端のスパコン約1万年かかるのに対し、量子コンピューターは3分20秒で解くことができたと言う。 一般的に乱数は暗号技術などで使われることが多い。 量子コンピューターは(量子力学)と呼ぶ分離法則に従って動く。 従来のコンピューターが(0)か(1)で情報を表すのに対し、 量子コンピューターは「0であり、かつ1でもある」と言う特殊な状態を利用し大量の情報を一度に処理できるのが特徴だ。
量子コンピューターが期待される背景にあるのが従来のコンピューターの限界だ。 1965年に登場した(ムーアの法則)に従って半導体技術が進化しコンピューターの計算能力も飛躍的に高まった。 だがこれ以上の半導体の微細化は難しくなりつつある。人工知能(AI)の普及による消費電力の増加などが問題として指摘されるようになり、新たなコンピューターの技術が求められている。
慶応義塾大学の伊藤公平教授は「短期的に量子コンピューターの応用先として最も期待できる分野の1つがAI。 量子コンピューターとAIの協調が進む」と指摘する。
今回の成果は本格的な量子コンピューターの実現に向けた第一歩だ。 まだ幅広い計算に利用できるわけではなく「スパコンの計算がすべて量子コンピューターに置き換わる事は無い」。 今回の技術は極低温で電気抵抗がゼロになる(超伝導物質)を利用している。 そのため実装に向けた集積化には課題がある。少なくとも当面は従来のコンピューターが主体の現場が続く。
グーグルは今回の成果で最先端のスパコンで約1万年かかる計算問題を量子コンピューターが約3分で解いたと説明した。 これに対し米IBMの研究者らは同じ問題を「スパコンでは2日半で解ける」と主張する。
1万年と2日半ではだいぶ差がありますが、革新的な1歩である事は間違いありません。 今後の動向に期待したいですね。
| 次ページ
|