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『鶏卵、台風停電で打撃』


おはようございます。

 

今日の天気は曇り時々晴れ、最高気温も16度と肌寒い1日となりそうです。

 

本日11月14日「世界糖尿病デー」です。

糖尿病の全世界的脅威を認知するための国際デー。

インスリンを発見したカナダのバンティング医師の誕生日。

もともと国際糖尿病連合(IDF)と世界保健機関(WHO)が定めていた記念日であったが、2006年12月20日、

国連で「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」が採択され、合わせて世界糖尿病デーが国連の記念日として認定された。

 

 

さて本日は「鶏卵、台風停電で打撃」と言うお話です。少々長いですがご興味のある方はお付き合い下さい。

 

日本人1人が年に約330個消費している卵の卸売価格に異変が起きている。引き金となったのは9月の台風による停電だ。

鳥インフルエンザ対策で密閉型鶏舎が主流になっており、停電によって喚起ができず鶏が大量死した。

夏まで過去10年で最低水準で推移していた卸値は、9月以降1.4倍に跳ね上がった。

養鶏所の「工場化」が進み、思わぬ災害リスクが顕在化した格好だ。

 

9月上旬に千葉県を中心に甚大な被害をもたらした台風15号上陸から約2ヶ月、

長期間の停電で鶏卵生産量全国3位の同県の一部養鶏場への電気も途絶え、鶏卵生産に大きな被害をもたらした。

大規模養鶏場では、近年の鳥インフルエンザの流行を受け「ウインドウレス鶏舎」と呼ばれる密閉型の鶏舎が主流になっている。

 

常時換気が必要だが、停電でファンが回らず酸欠で死んでしまう鶏が相次いだ。温度調節機能も停止し、台風一過による猛暑で熱死する鶏もいたようだ。

千葉県によると、34万4400羽が台風15号で死んだと言う。同県の鶏の約3.5%に相当する。

 

自動エサやり機も止まり、被害を広げた。鶏は通常1日に1個弱卵を産むが、数日間餌を食べないと数ヶ月間、卵を産まなくなる習性がある。

本来は鶏卵生産量が多い場合の生産調整等の際に実施する「強制換羽(かんう)」と呼ばれる手法だ。

千葉では停電で約100万から200万羽が意図せずこの状況に陥ってしまったとみられる。

 

もちろん停電に備えて自家発電機を用意していたが、今回の数週間といった長期の停電までは想定していなかった。

台風の被害を受けて9月以降に相場は4割上昇した。

 

卸値の高騰はスーパーの小売価格にも波及。

都内のあるスーパーではワンパック(Mサイズ) 198円の商品を1割値上げし218円とした。

 

多少の卸値上昇では通常、小売価格は動かさないが数ヶ月ぶりに変えたと言う。

11月に入り親鶏たちが再び卵を産み始め、以前ほどの不足感は解消されつつあるが「工場」となりつつある養鶏場では電気依存体質が強まっている。

台風による停電リスクは鶏卵相場への新たな要因を浮き彫りにした。

 

今回のリスク回避はなかなか難しいと思いますが、今後増えそうな異常気象の発生により、優等生の鶏卵相場にも影響がありそうです。

 

では本日も頑張って参ります。

 

 


2019年11月14日 16:23 |



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