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『損保の災害準備金、半減』


おはようございます。

 

今日の天気は快晴です。最高気温は 14度と肌寒い1日となりそうです。

そして本日の夜は最低気温が5度とかなり寒くなりますので体調管理にはご注意ください。

 

本日11月20日「ピザの日」です。

凸版印刷が1995年に、ピザをイタリア文化のシンボルとしてPRする日として制定。

ピザの原型であるピッツァ・マルゲリータ誕生に関係した、ウンベルト一世の妻、マルゲリータの誕生日。

 

 

さて本日は「損保の災害準備金、半減」のお話です。

少々長くなるためご興味のある方はお付き合いください。

 

相次ぐ大型の自然災害が損害保険会社の経営を揺さぶっている。

損保大手3グループを見ると、巨大な台風などによって大規模な保険金の支払いに備える火災保険の(異常危険準備金)が急減し、

2020年3月末で4千億円弱、2年前に比べて半減する見通しだ。

リスクを分散するための再保険のコストも世界で上昇しており、損保経営の安定がきしみ始めた。

 

異常危険準備金は損保会社か保険料収入から一定の割合を将来の支払いに備えて積み立てる仕組みだ。

保険金の支払いが一定額を超えたときに取り崩して利益に計上し、経営が大きく揺らがないようにするためのものだ。

大災害が相次いだ近年でも、損保の業績が落ち込んでいないのは、準備金を取り崩している影響が大きいと言える。

 

東京海上ホールディングス(HD)、MS & ADインシュアランスグループHD、SOMPOHDの大手3グループ体制が整った11年3月以降、

準備金は当初を除けば概ね7000億から8000億円規模の水準で推移してきた。

ところが19年3月期末には約5383億円に目減りし、さらに20年3月期末には約3850億円にまで準備金残高が減る見通しになった。

損保系の(安定)を象徴する準備金の減少が続いているのは、近年の保険金支払いが歴史的な高水準になっていることが主因だ。

 

災害に伴う保険金の支払いは業界全体で18年度に1.5兆円を超えた。19年度も損保大手で1兆円規模に達する見通しだ。

従来の保険金の支払いは04年度の7449億円が最も多く、2年連続で過去最大規模の保障に直面した格好だ。

準備金残高の減少傾向に歯止めがかからなければ、大きな損害に伴う災害がさらに起きたときに、安定して利益を計上することが難しくなる。

 

顧客にも影響は及ぶ。損保大手は21年1月にも企業、個人向けの火災保険料を19年10月に続いて値上げする。

このまま災害が続けば、22年以降のさらなる値上げも避けられそうにない。

顧客に負担増を求め続けるのも限界があるだけに、管理する経営判断も求められそうだ。

 

今後は地球温暖化による異常気象でますます災害が増えると言われております。家や会社も大事ですが、まずは家族や自分の身を守るよう心がけたいです。

 

では本日も頑張って参ります。


2019年11月20日 08:43 |



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