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『和牛価格上昇に一服感』おはようございます。
今日の天気は曇り、最高気温は15度と肌寒い1日となりそうです。午後2時ごろからは少し雨が降る模様です。
本日11月27日は「更生保護記念日」です。 1952 (昭和27)年のこの日に東京・日比谷で更生保護大会が開かれたことを記念し、「司法保護記念日」(9月13日)と「少年保護デー」 (4月17日)を統合して制定。 刑務所から出所してきた人たちに更生の道を開くことを目的としている。
さて本日は「和牛価格上昇に一服感」と言うお話です。 少々長くなりますがご興味のある方はお付き合いください。
高級食材である和牛の価格上昇に一服感が出ている。2019年度に入って前年割れが続く。 価格志向が強まった消費者が高値を敬遠しているほか、小売店や外食でも他の品種の取り扱いを増やした。 高値が続いたため和牛の供給が増えて需給が緩んだ。 和牛を育てる農家は子牛の仕入れ価格の上昇でコスト増に直面する。 価格が下がれば農家の生産意欲が低下し、再び出荷頭数が減り価格が上がる可能性もある。
指標となる東京市場のA4和牛(去勢、加重平均) は19年4月〜10月の平均価格は1キロ2397円と前年同期に比べて2.3%安い。 日本独自の品種で脂のサシが多く入った黒毛和牛は、増え続けるインバウンド(訪日客)の消費などが需要を下支えし、 ここ数年は1キロ2500円前後と、過去最高値圏続いた。
だが、あまりの高値に国内消費が鈍った。畜産関係者「一般家庭がスーパーで買える価格ではなくなっている」と語る。 都内スーパーの担当者は「今の和牛価格はお店で扱えるギリギリの水準」と話す。 富裕層の多い百貨店でも「高い和牛を買っていくのはほとんどが中国人だ」と言う。
仲卸業者は「2〜3年前までは仲卸もスーパーも我慢して買ったが、今は高値に疲れて仕入れを減らしている」と話す。 仲卸業者やスーパーは和牛の代わりに、和牛と乳牛をかけ合わせた交雑牛の仕入れを増やしている。 交雑牛は和牛よりも3割ほど安く程良いサシが人気だ。「得意先のスーパーはどんどん交雑牛にシフトしている」。
だが、最近は赤身肉を求める消費者が増えており、サシの多い牛肉は消費者の嗜好に逆行する。 都内の高級焼肉店は「霜降りを求める客はどんどん減っている」と話す。 サシの多い肉が増えすぎて希少性が薄れたことも消費が鈍った一因になっている模様だ。
和牛価格が下落すれば、和牛を飼育する農家の収入が減る可能性が大きい。半面、生産コストは上昇している。 農畜産業振興機構によると、18年度の黒毛和牛の平均子牛価格は一頭76万6千円。 5年前と比べて34%高い。 岩手県の飼育農家は「一頭出荷しても手元に5万円ほどしか残らない。格付けが悪いと赤字になる場合もある」と顔を曇らせる。 値下がりが続けば農家が減り、再び和牛の出荷頭数が減りかねない。 長期的に和牛の生産基盤が弱まれば、日中両政府が合意した日本産牛肉の輸出再開で弾みがつくと期待される輸出が鈍るだけでなく、 国内でも再び価格が跳ね上がり消費が減ってしまう負の循環に陥る可能性もある。
私は、赤身の肉の方が断然好きですね。 消費者志向に近づける肉質の改良も必要かもしれませんね。
では本日も頑張って参ります。
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