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『人材流出 高まるリスク』


おはようございます。

 

今日の天気は晴れ、最高気温は12度ですが、風があるため肌寒く感じる1日となりそうです。

 

本日12月12日「漢字の日」です。

日本漢字能力検定協会(漢検)が1995 (平成7)年に制定。

「いい(1)じ(2)いち(1)じ(2)」(いい字1字)のごろ合わせ。

毎年その年の世相を象徴する「今年を表現する漢字」を全国から募集し、この日に京都の清水寺で発表される。

 

 

さて本日は「人材流出 高まるリスク」のお話です。少々長くなりますがご興味のある方お付き合いください。

 

 

「日本って給料安いんじゃない?」。昨春からジャスダック上場のソフトウェア開発会社で働く香港出身の楊燕茹さん。

日本行きを相談したときの両親の心配そうな顔が忘れられない。米国でシステムエンジニアとして働く弟の給与は楊さんの4倍だ。

「物価が安いし何よりもウェブデザイナーとして学ぶことは多い」。楊さんは気に留めないが、米系人事コンサル大手マーサー日本法人の白井正人執行役員は言い切る。

「失われた30年を経て、日本は給料が低い国になってしまった」

かつて新興国の人々が「出稼ぎ先」として憧れた日本。その地盤沈下はデータが物語る。

 

マーサーが世界129カ国と中国19都市を対象に実施する「総報酬サーベイ」をもとに、2007〜17年の報酬を分析してみよう。

システム開発マネージャーの場合07年を100とすると17年の年収は日本は99と微減。

一方ベトナムは145、中国・上海は176、タイは210に達した。

 

新興国は経済発展で報酬が伸びた面もあるが、先進国でも米国は119、ドイツは107に増えた。

実額ベースではどうか。17年の報酬中央値は日本が約10万ドル(1090万円)。シンガポールや中国・北京よりも安くタイも7割近い水準に迫る。

 

「安い日本人」は世界で人気だ。

「日本にいるエンジニアに払う費用は、感覚的にはシリコンバレーの半分だ」。米カリフォルニア州にあるIT関連スタートアップ企業の経営者は、スキルや納期の意識も高い日本のエンジニアの採用を増やしている。

半面、自動運転や人工知能(AI)など高度人材が必要な分野で日本が空洞化するリスクは日増しに強まる。

 

英系人材サービスのヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン(東京・港)によると、

サイバーセキュリティーのコンサルタントの最高給与額(18年)は日本が1300万円なのに対し、香港は2480万円、シンガポールも1970万円だ。

同社幹部は日本から高いスキルを持った人材が流出する可能性があると指摘する。

 

日本の多くの企業で年功賃金は色濃く残り、労働組合が一律の賃上げにこだわる姿は変わらない。

マーサーの白井氏は「雇用のあり方自体を変えないといけない」と構造改革の必要性を訴える。

 

デジタル改革革命が世界を揺らす21世紀型資本主義の時代、世界の潮流から取り残される懸念が強い。発想の転換が新たな戦略が必要な局面だ。

 

情報技術関連の給与は、ここまで世界との差が出るとは正直驚きですね。

 

では本日も頑張って参ります。

 


2019年12月12日 09:31 |



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