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『実は農業王国、愛知』


おはようございます。

 

今日の天気は 1日中雨の模様です。最高気温は13度と肌寒く感じる1日となりそうです。

 

本日12月17日「飛行機の日」です。

1903年のこの日アメリカ、ノースカロライナ州のキティーホークで、ウィルバーとオーヴィルのライト兄弟が動力飛行生の初飛行に成功した。

この日には4回飛行し、1回目の飛行時間は12秒、4回目は59秒で飛行距離は256メートルだった。

 

 

さて本日のお話は「実は農業王国、愛知」のお話です。

ご興味のある方は少々長くなりますがお付き合いください。

 

自動車をはじめとする産業が集積する愛知県。実は全国有数の農業地帯の顔を持つ。キャベツ、シソ、菊などなど。

これらは全て産出額の全国トップを誇る。

2017年の農業産出額3232億円は全国7位だ。北海道や九州に比べると耕地面積は狭いが、治水工事を重ねて水害に立ち向かい、生産量増やしてきた歴史がある。

 

「今年は台風の影響が心配だったが、生育が順調でほっとした」。11月中旬、田原市の赤佐さん(56)は収穫したばかりのキャベツを手に満足そうな笑顔を見せた。

1981年県が発行した「愛知県園芸発達史」によると、江戸時代にオランダ人が持ち込んだとされるキャベツが愛知県で栽培され始めたのは1887年(明治20)。

現在の名古屋市中川区で「野崎徳四郎氏が、名古屋市、佐藤管右衛門氏より種子の分譲を受けて栽培したのが始まり」との記述があり全国的にも生産が早かったと言う。

 

もう一つの顔は「花の王国だ」。17年まで56年連続で観賞用植物の「花き」産出額は全国1位だ。

全国の2割ほどを占め、2位の埼玉県とは約3倍の差がある。

尾張、三河地方は江戸時代から園芸が盛んな地として知られていた。販売目的の営利栽培が始まったのは大正から昭和初期頃。

消費地が近い地理条件などの技術の発展もあり栽培量を大幅に増やした。

 

中でも菊は全国の3分の1を生み出す。鍵を握るのは昭和初期に開発された「電照菊」と呼ばれる栽培手法だ。

照明で人工的に日照時間を調節し、開花時期を遅らせて需要が多い正月や春の彼岸などに出荷できるようになった。

胡蝶蘭で知られる洋ランやバラも出荷額が全国一。技術の向上で様々な品質が誕生しており、贈り物やブライダル用等で人気を集めている。

 

なぜ農業が盛んなのか。県内には木曽川、長良川、揖斐川の(木曽三川)が流れる濃尾平野を始めとする広大な平地が古来より広がる。

ただ江戸時代まで3つの川が分流合流を繰り返しておりたびたび起きる水害が悩みの種だった。

その為江戸時代には3川の分流工事(宝暦治水)に着手した。

(詳しくは下記URL)

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9D%E6%9A%A6%E6%B2%BB%E6%B0%B4%E4%BA%8B%E4%BB%B6

 

明治期に入ってオランダ技師、ヨハニス・デ・レーキの指導による治水工事ようやく分離に成功し、水害は劇的に減った。

戦後には愛知用水など近代的な大規模用水の整理が進み水不足に悩んでいた知多地方などにも農地が広がっていった。

 

それでも愛知の耕地面積は75,700ヘクタール(17年時点)で、全国16位にとどまる。

企業と農家、自治体が協力し、人工知能(AI)を活用した生産管理やドローンによる水散布など先進技術の導入で生産を高めようとする取り組みが今もなお続いている。

 

意外にも農業王国だったとは知りませんでした。

 

今後は後から見やすいように「タイトル」をつけたいと思います。

 

では本日も頑張って参ります。


2019年12月17日 09:08 |



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