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『コロナ危機との戦い、今こそ分断より協調』


おはようございます。

 

本日の天気は快晴、最高気温は16度となり暖かい1日となりそうです。

 

さて本日3月23日「世界気象デー(World Meteorological day)」

世界気象機関(WMO)が、発足10周年を記念して1960 (昭和35)年に制定。国際デーの1つ。

1950 (昭和25)年のこの日、世界気象機関条約が発行しWMOが発足した。

WMOは、加盟諸国の気象観測通報の調整、気象観測や気象資料の交換を行っている世界組織である。日本は1953 (昭和28)年に加盟した。

 

 

さて今日の話は「コロナ危機との戦い、今こそ分断より協調」のお話です。

世界的な危機が叫ばれる新型コロナウィルス対応で世界が揺れている。

ウィルス発生の中国は自国はいち早く感染を押さえ込んだ自分たちこそ世界の模範と強調する始末。

医療崩壊したイタリアにはEUの支援は消極的の所、中国の医療チーム数百人をイタリア入りさせ、存在感を拡大する。

さらにアフリカ、中東に感染拡大の広がる恐れがあるなか、世界の対応はどうなっていくのか!

興味のある方は少々長くなりますが、ぜひお付き合いください。

 

 

新型コロナウィルスが世界中で猛威をふるっている。

ウィルスとの戦いを制し、経済、金融市場の動揺を防ぐ手立てが求められている。出口の見えない危機に世界はどう立ち向かうべきか。

 

主要7カ国(G7)首脳が今月16日、テレビ会議を開き、日中韓の外相も20日、テレビで対応を話し合った。

日頃関係がギクシャクしがちな米欧や日韓だが、いずれの会議も雰囲気は前向きだったと言う。

 

主要国の政治指導者に求められているのは、感染防止や医療の活動に一丸となって取り組む決意を、世界に強く発信し続けることだ。

当たり前の話だが、今、1番欠けていることである。

世界は疫病の脅威に触れている。政治指導者の連帯が病に苦しむ人々や医療の現場で葛藤する人々を勇気づける。そうしたエネルギーが戦いの克服に絶対欠かせない。

 

ところが悲しいことに、目につくのは国際政治の醜さだ。米国は中国の現場がウィルス発生を隠蔽し、世界の対応が約2ヶ月遅れたと憤る。

中国はいち早く感染を押さえ込んだ自分たちこそ世界の模範と宣伝する。

中国の初動が遅れ、感染が広がったのは事実だ。

だが共産党政権は「中国は強力に感染を抑えた、民主主義モデルより共産党統治が優れている証拠だ」と体制論争を仕掛ける兆しもある。

 

米中は危機対応で協力すべきなのに、これでは本格的な新冷戦のトンネルに入ってしまう。そんな争いに油をさす事する動きすらある。

 

報道では、米国務省が1月20日〜2月10日、2900万件のTwitter投稿などを調べたところ、約7%がウィルスに関するニセ情報だった。

米国に責任転嫁する陰謀説も含まれるらしい。

同省の当局者は3月5日の議会証言で、危機に乗じて各国の不安をあおろうと、ロシアが偽情報の拡散を強めている、と警告した。

米国を撹乱し、米中分断をあおろうとしている。米政府内で警戒感が強まる。

 

欧州連合(EU)の結束もむしばまれている。

世界で多数の死者を数えるイタリアはEU本部を通じ、数週間も前から医療支援をあおいできた。

だが各国の反応が鈍い。代わりに中国先週第3弾となる医療チーム、数百人をイタリア入りさせた。

現地では「EUはイタリアを見捨てた」との批判が聞かれる。

主要国も危機の最中にあり、他国に手を差し伸べる余裕を欠く。

だとしても少なくともできることが2つある。

第1にG7やEUなど中心に首脳、閣僚テレビ会議を定期的に開き、感染や対策をめぐる情報を密に共有し、次の措置に役立てる

入国制限などは行きすぎないように調整する。

 

第2にイタリアなどの状況が深刻な国々や、感染が広がりかねないアフリカ、中東にどのような支援ができるか協議し手分けして進める。

危機はいずれ終わる。試練を得た世界は連携を強めるのか、それとも分断が深まっていくのか。

 

 

乗り越えられない壁は無い、今こそ世界が手を取り合って、助け合うべきと感じます。

 

では今週も頑張って参ります。


2020年3月23日 09:57 |



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