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『抗体検査、局面打開狙う』おはようございます。
今日の天気は一日中雨、最高気温は13度と肌寒い1日となりそうです。
本日4月13日は「喫茶店の日」です。 1888年のこの日、東京・上野に日本初の喫茶店「可否茶館」が開業した。 1階がビリヤード場、2階が喫茶店の2階建て洋館で、一杯2銭の牛乳よりも安い1銭5厘で提供していたが、5年で閉店した。
さて本日のお話は「抗体検査、局面打開狙う」のお話です。
新型コロナに感染していても、軽症や無症状のケースが大半で、自分が感染したことに気づいていない人も多い今回のウィルス。 免疫を持ちウィルスを人に移さず、感染リスクも低い人に外出を許せば経済活動の再開に道が開けます。 その為の抗体の有無を調べる検査キットが早期に必要とされます。 果たして抗体検査キットで早期の打開策が見えるのか。
以下ご興味のある方は少々お付き合い下さい。
米国や欧州が、人がこれまでに新型コロナウィルスに感染していたかを調べる「抗体検査」の実施に乗り出す。 感染から既に回復し、ウィルスの免疫を持つ人を把握するのが目的だ。 コロナウィルスは軽傷者も多く、気づかぬうちに抗体を持っている人が多いとされる。 こうした人たちを医学的に絞り込み外出規制を緩めれば、経済や医療の現場の状況改善につながるとの思惑がある。 感染が世界に広がる一方、出口を模索する動きも始まっている。
現在各国の医療現場では患者の抗体ウィルスがあるかを調べるPCR検査が主体となっている。 一方の「抗体検査」は、すでに感染を経て体にウィルスに対する免疫が備わったかを診る。 人間は感染症にかかると、次に同じウィルスが侵入した際、素早く防御するよう特殊な抗体を体内に作る。 抗体検査とはこの抗体を調べる検査で、一般的には風疹や麻疹(はしか)に対する免疫の状況を確認するために使われている。
欧州ではこの検査をコロナ対策に充てる動きが進む。 新型コロナは感染していても軽傷や無症状のケースが大半で、自分が感染したことに気づかないままの人も多いとされる。 感染者数の伸びがピークを迎えつつある中、免疫を持つ人を多数確認できれば外出規制の解除を判断する決め手になる。
英国では自らもウィルスに感染しその後回復したハンコック保健省が2日、「免疫証明書」の発行を検討すると表明した。 抗体検査で陽性反応が出た人に予防接種済を示すような証明書を与え、外出を許すとの想定だ。
同国は3月23日夜から厳しい外出制限をしているが、このまま長期化すれば倒産や失業の連鎖で経済基盤が揺らぎかねない。 ウィルスを人に移さず、さらに感染リスクも低い人に外出を許せば経済活動の再開に道が開ける。 人員不足が指摘される医療の現場も、免疫がある人を投入していけば患者の受け入れる力が増す。
ドイツではヘルムホルツ感染症研究所などが、他国に先駆けて4月中に抗体検査の施行に入る。5月には約1万5千人への検査を実施する見通しだ。 フランスも抗体検査の大規模実施を視野に入れる。米国もこの流れに加わる。感染者の多い東部ニューヨーク州は連邦政府と協力して抗体検査を急いでいる。
これに先立ちで食品医薬品局(FDA)は1日、15分で抗体検査ができる簡易キットを開発するセレックス社に、コロナ向けとしては初の承認を出した。 トランプ大統領はさらなる検査キットの承認に意欲を示す。 日本では横浜市立大学などが抗体検査キットを開発しているが、まだ活用に向けた検討を進めている段階だ。
感染症の専門家の間では「新型コロナの免疫があっても、2回感染することが本当にないのか、その免疫がどのくらい持続するのか、まだ結論が出ていない」との意見もある。 陽性判定の人が本当に社会復帰していいのか意見は分かれている。
社会活動が停止してしまっている今では、抗体検査での打開策は大きな期待が有りますね。
では今週も頑張って参ります!
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