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『川の流れに身をまかせ』おはようございます。
今日の天気は晴れ、最高気温は19度となり暖かい1日となりそうです。
本日4月28日は「ドイツワインの日」です。 日本ドイツワイン協会連合会が2012年に制定。 German WineとGolden Weekの頭文字が同じであることから、ゴールデンウィークに入る前日を記念日とした。
さて本日のお話は「川の流れに身をまかせ」のお話です。
このコロナ騒動の殺伐とした時期に響きました。 頑張ってもどうにも出来ない事もあると思います。 川の流れに身を任せてみても良いかもしれませんね。
以下ご興味の有る方はお付き合い下さい。
コントロールできないものをコントロールしようとする。ここに不幸の始まりがある。コントロールできないことについてはジタバタしないに限る。 世の中には「どうしようもないこと」と言うのがある。
新型コロナウィルスはその最たるものだ。 普通の人ができる事は限られている。手洗いやマスク着用など公衆衛生のための基本動作を徹底する。不要不急の外出をせず社会的距離を確保する。 リモートワークに切り替える。個人情報を積極的に提供する。できることはこれぐらいで、後はどうしようもない。
今日のわれわれは人類史上空前の「無痛社会」に生きている。昔と比べて世の中の「理不尽」は明らかに少なくなっている。それはそれで社会の進歩だ。 しかしいつの間にか「なんでもかんでもコントロールできる」と思いあがっていたのかもしれない。 世の中はコントロールできることばかりではない。コロナ騒動はこの当たり前のことを再認識し、生き方を内省する好機だと思う。
戦争や疫病と無縁な平時でも、思い通りにならないのが人の世。仕事やキャリアも例外ではない。 仕事に限って言えば自己評価には意味がなく「お客」の評価が全て。 「お客」をコントロールすることができない。つまり仕事と言うのは定義からして思い通りにはならないものなのだ。
競争戦略の分野で仕事をしているので「ストーリーとしてのキャリア戦略」を話してくれと言うリクエストを受ける。「計画無用、戦略不要」としか言いようがない。
仕事生活は長く続く。若い人であれば、10年、20年後に自分が何を持ってお客に価値を与えられるかわかるわけがない。 キャリアは滑った転んだの経験の中から事後的に見えてくるものだ。だとしたら、時々の自然な流れに逆らわず流れに乗っていく。キャリアとはそういうものだ。
川の流れに身を任せるにしても「良い流れ方」と言うものがある。 目の前にあるお客をきっちりと満足させ、できれば期待以上の驚きを与える。これを日々繰り返し気長に積み重ねていく。これが良い流れ方だと思う。
もちろんすぐにはうまくいかない。流れていく過程で思い通りにならないことも多い。 だが自分の土俵で良い仕事をして、お客にそれをどうしても欲しいと思わせることが実績となり、信用となり、自信となる。この3つさえあれば他はどうでもいい。 「一橋大教授、楠木建氏」
新型コロナウィルスに対しては、もちろん今できる事はしなければならない。しかしやれる事には限界がありジタバタしてもどうしようもありません。 今までのやってきた事、「お客様」への実績が有ると思います。 それを信じて良い流れが来るまで待つのも良いかもしれませんね。
では本日も頑張って参ります!
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