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『簡単で難しいDX改革』おはようございます。
今日の天気は曇りのち雨、最高気温は25度となります。10時ごろから雨が降りはじめ1日中雨となる模様です。
本日6月18日は「海外移住の日」です。
国際協力事業団(JICA)が1966年に制定。 1908年のこの日、本格的な海外移住の第一陣781人を乗せた笠度丸がブラジルのサントス港に到着した。
さて本日のお話は「簡単で難しいDX改革」のお話です。
DXとはデジタルトランクスフォーメーションの略です。 生産性を引き上げるカギのデジタル化。デジタル技術でいかに付加価値の高いサービスを提供し、企業統治のあり方も含め常に改革を目指す組織に生まれ変わることである。
以下ご興味のある方は少々お付き合いください。
新型コロナウィルス禍がもたらす厄災の1つは、生産性の低下だろう。 例えば感染症防止のためのソーシャルディスタンス(社会的距離)。 仮に100人で満席のお店の座席を1つ飛ばしにして、最大50人にしたとする。 他の条件が同じなら、客単価を2倍にしなければ、(コロナ前)と比べた生産性は下がる。 1%弱とされる日本の潜在成長率はさらに低下し、デフレ体質からの脱却は一段と遠のく。
生産性を引き上げる鍵がデジタル化だ。単なる自動化ではライバルと差がつかない。 デジタル技術でいかに付加価値の高いサービスを提供するかが重要だ。 もっと大切なのは企業統治のあり方も含め常に改革を目指す組織に生まれ変わる事だ。 それがデジタルトランスフォーメーション(DX)である。
DXと言うと難しい大改革のように聞こえるが、そうでは無い。 在宅勤務を支えるビデオ会議のように、先端技術で斬新なビジネスモデルを生み出すのが理想とは言え、絶対条件ではない。 DXプロジェクトと言うのは大抵、どこかにあるアイデアを参考にしたものだ。データを活用した営業改革や新サービス開発などはその典型だろう。
難しさ別のとこにある。最大の壁は、社内のレガシー(遺産)との葛藤である。 実店舗で成功した小売業がネット販売に乗り出す例がわかりやすい。 ネット事業がうまくいけば、自店舗の顧客を奪うかもしれない。新事業部門はレガシー部門と対立しやすい宿命にある。
レガシー部門には得てして実力幹部がいる。社員も多い。予算と雇用に責任を持つ以上、抵抗勢力と決めつけるわけにもいかない。 共に改革しウィンウィンの関係になればいいが、そもそもレガシー部門が改革思考なら苦境に陥っていない。かくしてDXは停滞の憂き目にある。
他にも「似たような事業を別々に始める」「部局ごとに異なるシステムを導入して費用が膨らむ」など、縦割り組織がDXの足を引っ張る例は少なくない。 壁を打ち破るには 1 経営トップの確固たる意志 2 担当者への権限譲渡 3 全社員を巻き込む知恵と工夫が重要になってくる。
成功するためにすべきことも、してはいけないことも、わかっている。 DXは「やり抜くこと」ができるかどうかの問題なのだ。
まさに「人間主義経営」ですね! 経営者は1〜3、全て必要不可欠です。
では本日も頑張って参ります!
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