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『店では売らない』皆様お疲れ様でございます。
今日はとても暑かったですね。 最高気温は34℃ほどでしたが、明日も35度近くまで気温が上がりそうです。 熱中症にはくれぐれもご注意ください。
さて本日のお話は「店では売らない」のお話です。 昨日に引き続き、売り方改革(D2C)の第二弾です。
最初読んだ時は大変不思議な感じがしましたが、今までの小売り店の常識が変わってきております。 「売らないから楽しめるお店」って確かに気軽に行けて、面白い。 今のネット通販時代、これからはこの様なスタイルが流行って行くのでしょうか。
以下ご興味のある方は少々お付き合いください。
1日、丸井グループが運営する新宿マルイ本館1階(東京・新宿) に「データを売る店」がオープンした。 米シリコンバレー発のb8ta(ベータ)だ。 テーブルの上には化粧品や電子ペンが並ぶ。80種類以上で、多くは無名の作り手による個性的なデザインや機能を持つD2C(ダイレクト・ツー・コンシュマー)の商品だ。
「ここで商品を買ってもらうことが目的ではない」。 目的はお客の行動データを取ること。どんな客がどんな商品に関心を持つのか、天井の無数のカメラが目を光らせる。 店の顔とも言える一階にべータを招いたのは、百貨店の完全否定とも言えるビジネスモデルの大転換に挑むからだ。 「ものを売らない店になる」。丸井グループ社長の青井浩は宣言する。
きっかけはニューヨークで見た光景だ。D2Cの先駆者、眼鏡店のワービー・パーカー。 店頭を覗くとお客が楽しそうに試着しているが、その場で買うことをなく店を後にする。「あんなに楽しそうなのは、売らないからなんだよなぁ」。 あおいは思わずつぶやいた。店舗は顧客との接点を作るために存在し、売るのはネットで良い。 D2Cが体現するリアルとネットの融合がそこにあった。
昭和6年創業の丸井は戦後、アパレル販売で成長してきた。だが2008年の金融危機で赤字に落ち込むと実態の見直しに着手していた。 「お店が服ばかりで気持ち悪い」「接客が怖い」。 改めてお客の声を拾うと、それまでの百貨店方式の限界が見えてきたという。ものを売るのではなく体験的にシフトできないか。収益の確保はテナントからの家賃でいい。
この方針転換が確信に変わったのが17年にカナダのフィットネスアパレル、ルルレモン・アスレティカを誘致した時のことだ。 ルルレモンの店舗は商品の販売より、ヨガ教室等体験に重点を置くことで知られる。同社は20年2~4月期に売上高の5割強をネット経由で稼いだ。 「我々には1つだけやってはいけないことがある。それはお店で売ろうとすることだ」 ルルレモン創業者の教えだ。
ここから丸井の「売らない店」への転換が始まった。体験型店舗の割合は24年3月末までに60%にする計画を掲げる。 日本の小売店は近年ネットの脅威にさらされていた。ネットに主戦場を移す丸井は「売らない店」への転換で新境地を開こうとしている。
ネットとリアルの融合の新境地ですね。 「データを売る店」、今度そのようなお店が有ったら、是非覗いてみようと思います。
では本日はここまでといたします。
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