| . |
『私のテニスを見るより、注目すべき問題がある』おはようございます。 今日の天気は33度と最近の猛暑日から解放され、幾分過ごしやすい一日となりそうです。 昨日夜の雨で少し冷やされましたかね。
さて本日のお話は「私のテニスを見るより、注目すべき問題がある」のお話です。
女子テニス界の大阪なおみが27日、黒人男性の銃撃事件でニューヨークのウェスタン・アンド・サザン・オープンの準決勝を人種差別の抗議により棄権した。 結果的には、大会自体が延期になり28日に出場することになったが、以前から抗議活動に積極的な大阪選手はSNSにも思いを綴っています。
以下ご興味のある方は、しばしお付き合いください。
7月雑誌「エスクァイア」に大坂なおみ選手はエッセイを執筆した。新型コロナウィルス感染拡大で自粛中、いろいろ考えた。「テニスをしていなかったら、どうやって社会に変化を起こさせたか?」。 テニス選手だからこそ、聞いてもらえる。ならば、「声をあげよう」と決めたと言う。
その答えの1つが5月、米ミネソタ州ミネアポリスでジョージ、・フロイドさんが白人警察官による暴行で亡くなった時だ。SNS (交流サイト)で人種差別など、社会的な問題について発信し、ミネアポリスで抗議活動にも参加していた。 「アスリートは政治に関わるな」と言う声には、「これは人権問題」と真っ向から反論。だから26日、ウェスタン・アンド・サザン・オープンの準決勝棄権も、ごく自然な決断だったんだろう。
SNSに寄せたコメントによると、棄権理由は「私はアスリートである前に黒人女性。私のテニスを見るより、注目を集めるべき問題がある」。 米ウィスコンシン州で黒人男性が警官から銃撃され、全米各地で抗議活動が勃発し、大リーグなどでもボイコットが相次いでもいた。大阪選手の発表後、大会側も27日の試合中止を決めた。
2年前の全米で4大大会初優勝し、「一夜にして生活が変わった」。それは自分の影響力を自覚する契機にもなった。 米プロバスケットボールのスーパースターで人権活動に熱心なレブロン・ジェームズさん、コーヒー・ブライアントさんの知己を得た。 ブライアントさんはメンターにもなった。こうした出会いに加え、ナイキ、マスターカードなど世界的な大企業がスポンサーに付いた。 アジア人、黒人、日本人、ハイチ人を背景に持つ22歳の米国育ちの女性は、その意味を少しずつ考えるようになっていっただろう。
2019年11月のインタビューで「(注目は)生活の一部だから、対処しようとか考えない」と、後付け加えた。「(テニスを通して)社会にインパクトを与えるのも私の目標)」と。 そして20年、コロナ禍によるツアー中断で時間を得て、人権活動家としての側面を目覚めさせた。
アスリートが活動をするとなお、インパクトは大きくなりますね。 大阪選手の活動に賛同したいと感じました。
では本日はここまでと致します。
| 次ページ
|