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『中国、特許9分野で首位』


おはようございます。

今日の天気は晴れ時々曇り、最高気温は15度と少し暖かい1日となりそうです。夜19時ごろから雨となる模様です。

本日2月12日「ペニシリンの日」です。

1941 (昭和16)年のこの日、イギリスのオックスフォード大学附属病院が、世界で初めてペニシリンの臨床実験に成功した。

 

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%B3

さて本日は「中国、特許9分野で首位」のお話です。

少々長くなりますがご興味のある方はお付き合いください。

 

10年後の技術覇権を競う米中、置き去りにされる日本。

人工知能(AI)や量子コンピューターなど先端技術の特許出願を分析したところ、中国が10分野中9分野で首位に立った。

百度(バイドゥ)やアリババ集団などネット大手の台頭が目立つ。

一方特許の質では上位100位中64を米企業が占めた。次世代の競争力を占う先端技術開発で米中が激しく競う一方、日本は水をあけられている。

 

知的財産データベースを運営するアスタミューゼ(東京・千代田)か特許データを集計し日本経済新聞と共同で分析した。

10分野の特許出願は2000年〜19年の累計で約34万件に達した。

 

出願人を国別で見ると中国は約13万件と全体の4割を占め、日米(いずれも約2割)を上回った。

 

通年データが揃う直近の17年単年では中国の出願数が9分野で最多だった。ドローンなどに加え近年はAIや再生医療でも急伸する。

米国は量子コンピューターのみ中国を上回った。

05年に自動運転など4分野で首位だった日本は全分野で2位以下だった。

 

10分野はいずれも幅広い産業領域に応用が期待される基幹技術だ。

AIで先行できれば自動運転や再生医療でも優位に立つなど相乗効果が大きく、10分野での技術覇権は国の競争力そのものを左右する可能性がある。

 

牽引するのが(BATH)とも呼ばれる百度(バイドゥ)、アリババ、テンセント、ファーウェイの4社だ。

百度は4分野で出願数がトップ10入りするなど4社の10分野での出願数は15年以降で約6000件に達した。

 

一方、特許は「質」も重要だ。影響力や将来性など独自の指標に基づいて特許の質を分析し、10分野それぞれについて上位10社をランキングした。

全100社(研究機関等含む)のうち米国勢が64社を占めた。日本勢が18社と続き、中国では1社だった。

 

中国は質での劣勢を補うため19年1月に知財を専門に扱う法廷を最高裁に設置するなど知財戦略を強化している。

日本は特許出願で05年まで30年超にわたり世界首位だったが、実用化や企画争いで後手に回り多くの産業分野で競争力を失った。

今後中国は保有特許を生かし商用サービス開発で先行できるかが鍵を握る。

 

トランプ米政権は中国への警戒を強める。昨年にはファーウェイへの制裁に踏み切った。

中国発の技術が世界に浸透する前に頭を抑える狙いもあるとみられ、先端技術をめぐる米中のつばぜり合いは激しさを増す。

 

日本の特許出願件数、ほとんどが4位とかなり出遅れています。特許の質では上回っていても、いずれ抜かれると言う危機感は日に日に増していきそうです。

 

では本日も頑張って参ります。


2020年2月12日 12:32 |



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