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『銀行窓販で外貨保険急減』おはようございます。
今日の天気は快晴、最高気温は12度と昨日よりは少し暖かくなる模様です。
本日3月6日は「世界一周記念日」です。 1967 (昭和42)年のこの日、日本航空の世界一周西廻り路線が営業を開始した。 それまでは日米航空協定により、日本の航空会社は世界一周路線を持てなかった。 さて本日の話は「銀行窓販で外貨保険急減」のお話です。 外貨保険とは米ドルや豪ドル等で運用する保険商品で、円建てよりも利回りが高いことで、人気があった商品ですが、 世界的な金利の低下が商品を直撃し、運用の魅力が半分以下となり、トラブルが相次いでいる模様です。 銀行代理店による販売の見直しが迫られている様です。
ご興味のある方は、少々長くなりますがお付き合い下さい!
銀行の窓口で扱う外貨建て保険が急減している。豪ドルなど外貨建て商品は銀行窓口販売での取り扱いが増えていたが、19年度は3年ぶりの減少に転じる見通しだ。 リスクを十分に認識しないまま購入した顧客からの苦情が目立ち、金融庁が問題視している。生保にとって銀行窓販は有力な販路で戦略の見直しを迫られている。
外貨建て保険は米ドルや豪ドルなどで運用する保険商品で、円建てよりも相対的に利回りが高いことが特徴だ。一方為替変動に伴う元本割れのリスクも抱えている。
「銀行代理店に対する適切な管理が行えないのであれば、外貨建て保険の販売を行うべきではない」。 2月下旬金融庁幹部は生命保険各社の首脳陣との意見交換の場で、外貨建て保険の販売の可否まで踏み込んだ。 その前日には国民生活センターが契約トラブルが増えているとする報告書を公表した。問題が再三指摘されても苦情が減らない現状に当局が業を煮やした格好だ。
「定期預金のつもりが保険だった」「元本保証を約束されたが違っていた」。 外貨建て保険は生保本体でも扱っているが、生保の営業職員による販売については金融庁は問題視していない。 銀行窓販でトラブルが目立つのは保険だと認識せず、預貯金と思って契約するケースがあるためだ。 退職金など老後資金の運用で高齢者が契約し、苦情に発展する場合が多い。 銀行員は販売人は研修を受けるものの、外貨建て商品の仕組みに精通しておらず、為替リスクの説明が不十分なケースがある。
足元では販売が大きく落ち込んでいる。業界推計によると、窓販における外貨建て保険の販売額は約2.3兆円と、19年4〜12月期に前年同期に比べて2割以上減った。
世界的な金利低下が外貨建て商品を直撃し、運用面の魅力が下がっているためだ。 大手生保が販売する米ドル建10年物の終身保険の利率は19年初めには3%台だったが、足元では1%台半ばの水準まで落ち込んだ。 新型コロナウィルスの感染拡大で連邦準備理事会(FRB)が緊急利下げに踏み切るなど販売環境が一段と苦しくなる。
苦情増加受けて慎重な販売姿勢に転じている銀行もある。メガバンクなどが支店の評価基準を見直していることも背景にある。 顧客の意向に沿わないのに高い販売手数料の保険を進めるのではなく、顧客の預かり資産残高を重視し始め、手数料の薄い円建てでも扱いやすくなっていると言う。
複数の販売チャンネルを持つ大手生保は窓販以外に力を入れ始めた。営業職員で外貨建て商品を販売できる資格保有者を増やしている。 明治安田生命保険は自前の来店型保険ショップを4月に1.4倍に拡充する。契約後に顧客フォローをしやすい自前のチャンネルに力を入れる。 窓販の逆風が強まる中で、各社は販売戦略の見直しを進めている。
私も銀行員からもよく勧められ、よく知らなかったので契約はしていませんが、外貨建保険は金利が急激に変化するため、慎重な検討が必要ですね。
では本日も頑張って参ります。
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