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『捨てるレシートは実はお宝』おはようございます。
今日の天気は晴れところにより曇り、最高気温は22度と少し肌寒く感じるかもしれません。 朝晩はかなり冷え込んでおりますので、体調管理にはくれぐれもご注意ください。
本日10月16日は「ボスの日」です。 アメリカのパトリシア・ベイ・ハロキスさんが、会社を経営していた父のために1958年に提唱。 経営者と部下の関係を円滑にするための日。アメリカではボスを昼食に招待したりプレゼント送ったりしている。 日本では1988 (昭和63)年からデパート業界が実施している。
さて本日は、「捨てるレシートは実はお宝」と言う話です。 少し長くなりますのでご興味のある方はお付き合い下さい。
消費者にレシート情報を投稿してもらい、そこから「宝」を発掘する動きが広がっている。 レシートには購入商品の明細だけでなく、日時や店舗の場所が記載され、消費者の購買行動を把握できるからだ。 人工知能(AI)の進化で印字情報のデジタル化が容易になり、ソニー系や楽天、東芝テックなどが相次ぎサービスを本格化。 企業の経費精算や政府の統計調査でも活用が始まった。
「まさか野菜ジュースと一緒にゆで卵が売れているのは」 伊藤園マーケティング本部の平井邦佳・販売チーフは、意外な発見に目を丸くした。 消費者が「ついで買い」した加工食品を調べたところ、ゆで卵がカップめんや菓子パンを上回った。
同社は今春、レシートを使った販売キャンペーンを実施した。対象の紙パック飲料を購入した際のレシートをスマホで撮影して専用サイトで投稿すると、購入数に応じて景品をもらえる。 「シールをはがきに貼って応募するより手軽だ」と好評で7万超のデータが集まった。
システムを提供したのはソニー子会社のフェリカネットワークス(東京、品川)。 収集した画像からレシートに印字された商品名などを読み取り購買動向を分析した。 レシートに注目するのは伊藤園に限らない。アサヒビールや森永製菓などに加え、カセットコンロの岩谷産業なども相次ぎレシートを使ったキャンペーンを始めた。
あらゆる消費者が受け取るレシートはメーカーにとっては宝の山だ。購入商品の明細だけでなく店舗の場所や日時、軽減税率対象かどうかまでわかる。 大量に集められれば企業ごとに分断されている消費者の購買動向を横断的に分析できるようになる。
画像認識の人工知能(AI)が進化したことで印字情報をデジタル化するハードルも低くなった。 楽天は9月、対象商品を購入したレシートを撮影すると同社のポイントが付与される(楽天パシャ)のアプリを公開した。 情報提供の対価として5円程度を消費者に還元する。 20代女性は「捨てていたレシートにポイントが付くのはうれしい」と笑顔で語る。 同社はレシートを提供するユーザ数を数百万人に引き上げる方針だ。メーカー等にフィードバックするだけでなく通販サイトへの助言にも活用する考えだ。
撮影したレシート情報は、企業会計の効率化や口コミサイトの改良にも活用できる。
クラウドの会計ソフトを手がけるfreee(フリー、東京・品川)は、経費のレシートや請求書をスマホで撮影すれば、AIが取引内容を自動的に仕分けして帳簿に反映する。 青色申告用の書類などを手軽に作れることが受け、中小企業や個人事業主を中心に利用者は100万人を超える。 LINEが5月に始めた飲食店の口コミサイト「CONOMI」では、来店客がレシートを撮影すると、投稿画面に店名や注文したメニューが自動的に表示される。 会計金額や注文数も含め、正確な口コミ情報を手軽に投稿できるようになる。 レシートが証拠になり食べていないのに口コミを大量に投稿するといった不正も防ぐ効果もありそうだ。
総務省は18年1月の会計調査から、レシートをスマホで読み取る方式を取り入れた。 紙のレシートをデジタル化する取り組みは公的分野の効率化にも一役買いそうだ。
私もビールなどのポイントシールをスマホで撮影し、かなり楽になったと思っていましたが、AIの進化によりますます便利な世の中になってきましたね。 では本日も頑張って参ります。
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