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『ガラケー3000万人争奪』


おはようございます。

今日の天気は曇りのち晴れ、最高気温は11度となります。

日中は風が強くかなり肌寒く感じる1日となりそうです。

 

本日12月27日は、「ピーターパンの日」です。

1904(明治37)年のこの日の劇作家ジェームス・バリーの童話劇「ピーターパン」がロンドンで初演された。

 

 

さて本日のお話は「ガラケー3000万人争奪」のお話です。少々長くなりますがご興味のある方はお付き合いください。

 

国内に最大3000万人いるとされる従来型携帯電話(ガラケー)利用者の争奪戦が激しくなってきた。

2020年代半ばにガラケーが使う第3世代(3G)通信サービスが終わるためだ。4G通信を使うスマートフォンに移行してもらえば、決済等通信以外の事業基盤にもなる。

NTTドコモなどは「1円端末」を始めとする販促策を競っている。

 

「特別価格1円」。ドコモを取り扱う東京都千代田区の家電量販店の携帯売り場では3G契約者限定のキャンペーンの張り紙が並ぶ。

対象はドコモが発売した韓国サムスン電子の(ギャラクシー20)や米アップルの(iPhone 8)など2万〜5万円台の製品だ。

 

ドコモのガラケーを10年以上使う60歳の会社員は「この機会に変えて慣れておこうかな」と前向きだ。

KDDI (au)を取り扱う別の家電量販店では、京セラのシニア向けスマホ「ベイシオ3」(販売価格5万400円)が3万8500円分のポイント付きで売られていた。

事実上、2万円未満で買える計算だ。

 

 

01年から順次始まった3GサービスはまずKDDIが22年3月末までに終了する。ソフトバンクは24年、ドコモは26年だ。

現行の通信規格(4G)に対応していない携帯端末が通信できなくなり、ガラケーが大部分を占めている3G契約者は機種変更が必要になる。

 

総務省によると、19年6月末時点の3G回線契約者は約3880万件。

通信機能付き監視カメラ等の利用もあるため、ガラケー契約は2000万〜3000万件とされる。最も多いのはドコモだ。個人の3G契約は9月末時点で1400万件だった。

 

スマホ契約は以前は「本体0円」も珍しくなかったが段階的規制が強化され姿を消した。10月以降は通信契約を条件として割引は2万円が上限になった。

だが3Gから4Gへの移行は例外だ。「0円未満とならない範囲」で認められ規制の治外法権となっている。

 

3Gからの移行をいかに取り込めるかが成長を左右する状況だ。ガラケーの移行によって1億総スマホ化していきたいと意気込む。

 

通信各社が3Gからの移行を加速するのは、20年春に商用サービスが始まる次世代通信規格(5G)も背景にある。

基地局の保守や運用に必要な経営資源を少しでも5Gに向けたい考えだ。

3G向けの周波数帯を4Gや5Gに転用することで通信速度の高速化も図れる。

 

直接的な収益面では、ガラケーに比べてデータ通信料が多いスマホの移行が進むと契約者一人当たりの収入増が見込める。

より重要なのが新規事業を伸ばす布石にもなる点だ。通信事業は市場の成熟化で頭打ちとなる中、各社は周辺事業を伸ばす事に活路を見いだしている。

代表例が決済を始めとする金融サービスや電子商取引(EC)などがある。

 

なるほど、ガラケー利用者の取り込みは、今後の多様なサービスを提供し収益を確保する為に、消費者の取り込みが重要となりますね。

 

では今週もラスト、頑張って参ります。


2019年12月27日 11:00 |



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