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『地酒を輸出、地域元気に』おはようございます。
今日の天気は快晴、最高気温は13度と暖かい1日となりそうです。朝晩はとても冷え込みますので、体調管理にはくれぐれもご注意ください。
本日12月23日は「東京タワー完工の日」 1958 (昭和33)年のこの日、東京・芝公園に東京タワーが完成し、完工式が行われた。 高さ333メートルでパリのエッフェル塔より13メートル高く、当時世界一の高さの建造物となった。 現在でも世界で最も高い自立鉄塔である。
さて本日のお話は「地酒を輸出、地域元気に」のお話です。 少々長くなりますのでご興味ある方はお付き合いください。
日本酒の国内販売が長期低迷する中、輸出が堅調に伸びている。外国料理に合う酒の開発や飲み方の提案など、メーカー各社は海外市場開拓に知恵を絞る。 政府は日本文化を海外に売り込む「クールジャパン戦略」の一環で、日本酒の輸出支援を強化。自治体も地酒の国際化を町おこしに役立てようと、ピーアールに力を入れている。
12月中旬、新潟県長岡市の柏露酒蔵では純米発泡酒「HANABI」を台湾に輸出する準備が進められていた。 従業員2人が漢字で書かれたラベルを手作業で瓶に貼り、ラベルを保護するフイルムを巻いて箱に詰めた。 「きめ細やかに、小回りが利く対応も市場開拓に欠かせない」と営業部の佐藤一也副部長。2020年には香港やロシアのモスクワへの輸出も計画している。
世界的な日本酒ブームも手伝って、日本酒の輸出が伸び続けている。国税庁によると18年の輸出額は前年比19 %増の222億円で9年連続で過去最高だった。 一方国内出荷額は人口減や若者のアルコール離れなので苦戦。 平成の初めには1兆円程度だったが、最近は4000億円代まで減った。それだけにメーカーの海外市場開拓は熱を帯びる。
土佐酒造(高知県土佐町)は9月、英ロンドンに続きカナダのバンクーバーに営業拠点を開いた。 日本食ブームに便乗する企業が多い中、同社は「海外で売るのだから現地の食に合わせる」(松本宗己社長)と言う戦略をとる。 肉料理にはワイングラスで発泡性の日本酒を進める。 同社は今春、フランスで開かれたチョコレートの国際見本市「サロン・デュ・ショコラ」に日本人の洋菓子職人を伴って参加した。 チョコ菓子とゆず風味の日本酒の組み合わせを紹介するなど、新たな提案を続けている。現在輸出先は40カ国、地域で、海外売上高は全体の2倍に迫る。
各地で活発化する日本酒の輸出を、地元自治体が後押しする。新潟県は17年に県産日本酒の海外展開を支援するための補助金制度を新設。 販路開拓に向けた海外の流通関係者との商談や、国際コンテスト出品の経費など、1社あたり25万円を上限に調整する。 これまで20社(14件)が補助金を活用している。
20年1月には、韓国のソウルで日本酒など食品を中心とした原産品のPRイベントを開く。 普通業者のほか一般消費者にも試飲、試食してもらい、新潟県への観光客誘致につなげる考えだ。
福井県は11月〜12月の期間限定で香港に日本酒のアンテナショップを開設した。県内の20社が50銘柄以上出品。 「日本酒を通じて福井の水や氷米などの自然の豊かさを知ってもらうことで、インバウンド(訪日外国人)需要につなげたい)と話す。
長野県は県産品の販売を支援するために設置した(営業本部)で、日本酒を重点品目に捉えた。 海外では「商社などと連携し、レストランなどで県産の酒を扱ってもらう)狙いだ。
製造会社の経営コンサルティングのほか、総務省の地域力創造アドバイザーを務める平出淑恵さんによると 「内需の拡大が期待できない中、日本史のグローバル化は必須。取引先がその地で日本酒文化を広められるよう人材育成も重要だ」と言う。 「新たな市場を作るのは時間がかかるかもしれないが、世界から観光客を集めるようになる可能性を秘めている」と話す。
おいしい日本酒、日本の酒造メーカーを守るためにも、まだまだ海外での輸出額が伸びることを期待します。
では今週も頑張って参ります。
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