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『クマ補殺最多、5000頭超』


おはようございます。

今日の天気は晴れ、最高気温は11度と少し暖かい1日となりそうです。

 

本日2月19日は、「万国郵便連合加盟記念日」です。

1877 (明治10)年のこの日、日本が郵便の国際機関・万国郵便連合(UPU)に加盟した。

万国郵便連合ができたのは1874 (明治7)年で、日本は独立国としては世界で23番目、アジアでは最初に加盟した。

戦前に一度脱退し、1948 (昭和23)年6月1日に再加盟した。

 

 

さて本日の話は「クマ補殺最多、5000頭超」のお話です。少々長くなりますがご興味のある方はお付き合いください。

 

2019年4月〜12月に市街地に迫るなどして、補殺されたツキノワグマとヒグマの数が環境省の集計で5667頭(速報値)となり、年度内でありながら過去最多を更新中だ。

全国的にクマの分布域が拡大している上、餌となる木の実が凶作で人里への出没が相次いだためとみられる。

冬眠期の12月に入っても200頭超を補殺しており、専門家は「暖冬の影響で冬眠が遅れ、餌を探し回る熊が多かったのではないか」と指摘している。

 

集計によるとクマの補殺数は06年度の4679度が最多。

07年度以降は1000〜3000通で推移していたが、19年度は既に18年度1年間の3446頭を大幅に上回っている。

出没が目立った東北や北陸では、冬眠に必要な栄養が足りず、餌を求めてクマが行動範囲を広げたとみられる。

 

その結果、クマによる事故も増加した。19年度の被害人数は昨年12月末までで155人(速報値)に上り、富山県では、犬の散歩をしていた70代男性が熊に襲われ重傷を負うなど20人が怪我をした。

補殺について、環境省の担当者は「人身被害の危険があり、住民の不安や安心に配慮しての対応」と説明する。

 

捕獲したクマを山に返す「放獣」は1991年頃始まり、2600頭以上に実施されてきた。

広島県のNPO法人(日本ツキノワグマ研究所)の米田和彦理事長によると、唐辛子の成分をスプレーで浴びせ人間は怖いと学習させてから山に戻すことで、5年ほどは人間社会に近寄らなくなるクマが多いと言う。

ただ、作業には危険が伴う。放つに適した場所がない、住民の理解を得られないといったケースも多く、現場からは「時間と手間がかかり、対応できない」との悲鳴が上がる。

 

人間社会とクマが共存するにはどうすれば良いのか。

日本クマネットワーク代表の大井徹・石川県立大教授(動物生態学)は、収穫されずに放置された柿や栗が、熊を集落に呼び寄せていると指摘する。

大井教授は「放置された果樹を切る、クマが身を隠せるやぶを刈り払うなどするだけで出没が減る。

無用な接触の回避に努めることが、結果的に被害や補殺数を減らすことになる」と話している。

 

今年の暖冬は異常気象で、冬眠できないクマもいる事も影響していそうですね。

 

では本日も頑張って参ります。

 


2020年2月19日 09:46 |



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