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『二日酔い運転ご用心』おはようございます。
本日の天気は曇り時々晴れ、最高気温は16度と昨日よりも少し暖かく感じる1日となりそうです。
本日12月10日は「ノーベル賞受賞式」です。 スウェーデンの科学者アルフレッド・ノーベルが1896 (明治29)年に亡くなった日。ノーベル賞は彼の遺言により創設された。 物理学、化学、医学、文学、経済学の各賞はスウェーデンの首都・ストックホルムで、平和賞はノルウェーのオスロで受賞式が行われる。 賞の選考はノーベルが生まれたスウェーデンの研究機関が行い、平和賞だけは、創設当時スウェーデンと連合王国だった関係でノルウェーで選考される。 賞ごとに選考委員会を作られ、世界中の大学や専門家に推薦依頼を送って、その返答をもとに受賞者が選ばれる。
さて本日のお話は「二日酔い運転ご用心」のお話です。 ご興味のある方は少々長くなりますがお付き合い下さい。
厳罰化で全国的に飲酒運転が減る中、思わぬ落とし穴になるのが飲酒の翌朝にて摘発される「二日酔い運転」だ。 愛知県内では飲酒運転事故の4分の1が早朝から午前にかけて起きている。忘年会シーズンで酒席が増える12月。 交通死亡事故を全国ワーストの返上を目指す愛知県警は「深酒したら翌朝の運転を控えて」と注意を呼びかけている。 愛知県警によると2018年に県内で起きた飲酒運転による人身事故は 218件。このうち午前4時から11時までに発生した事故が56件で、25%を占めた。 午前中の検問でも基準値未満ながら呼気中にアルコールが残っている人も少なくない。酒が抜けて正常な状態に戻ったと勘違いし、ハンドルを握る人が多いとみられる。
厚生労働省によると、血中のアルコールが分解されるまでの時間は男性が1時間で平均9グラム、女性は同6.5グラム。 個人差は大きいが、ビール中瓶1本(アルコール約20グラム)を飲めば、分解されるのに男性は2.2時間、女性なら3時間かかることになる。
18年は68年ぶりに者数が200人を下回ったものの、都道府県別では16年連続のワーストだった。 19年の交通事故者数は12月8日時点で144人、千葉県に次いで2番目に多い。物流や営業が活発な12月は事故が増える傾向にある。 業務中の車による死亡事故は過去5年間で28件起きており、年間で最も多くなっている。
愛知県警などは「ストップ・ザ・ワースト」を掲げて年末の取り締まりに力を入れ、各地で啓発活動にあたる。 県警幹部は重大事故を警戒し、「宴会直後はもちろん、翌朝も飲酒運転の恐れがあることを忘れないでほしい」と強調している。
朝方が特にアルコールが残っているようです。 重大事故に関わる飲酒運転、絶対にやめましょう。
では本日も頑張って参ります。 『和牛保護へ法整備』おはようございます。
今日の天気は曇り時々晴れ、最高気温は12度と肌寒い1日となりそうです。
本日12月9日は「障害者の日」です。 国際障害者年の1981 (昭和56)年のこの日に開催された総理府(現在の内閣府)主催の中心記念事業「広がる希望の集い」で制定。 厚生省(現在の厚生労働省)が実施。 1975 (昭和50年)、国連総会で「障害者の権利宣言」が採択された。
さて本日お話は「和牛保護へ法整備」のお話です。 ご興味ある方はお付き合いください。
農林水産省は和牛の海外への流出を防ぐため、交配に使われる精液や受精卵の転売等を規制する方針だ。 特定の地域や生産者での交配に使うといった契約に反して使われれば、利用を差し止められるようにする。 和牛は農産品としての輸出が増えているが、国外流出を防ぐ明確な枠組みは無い。 2020年の通常国会に不正利用を規制する新法の提出を目指す。
和牛は生産者などが交配によって改良を重ねてきた。 ただ種苗法による保護制度がある植物の新品種とは異なり、和牛の遺伝的な特徴などを知的財産権として守る枠組みは無い。 18年には受精卵を中国へ持ち出される事件が起きた。
このため農水省は新たな法律で和牛の「遺伝資源」を守る方針だ。 具体的には特定の県内や国内での利用に限定した和牛の精液や受精卵について、契約の範囲を超えて転売したり横流ししたりした場合、不正な遺伝資源の取引がなされたとみなす。 転売や繁殖への利用の差し止め請求を可能にする。 悪質性が高い場合は刑事罰の対象にする。
和牛の遺伝資源をめぐって農水省は譲渡の記録を関係者に義務付けることなどで流通管理を厳しくする方針で、家畜改良増殖法の改正を目指している。 知的財産的な価値を守る法律も同時に整え、ブランド力の高い和牛の国際競争力を守る。 日本の和牛は欧米アジアで人気が高まっている。18年の牛肉輸出は約247億円と前年に比べ29%増えた。 農水省はブランド牛としての保護を強め、輸出の拡大を目指す。
日本のブランド牛を海外に盗まれないようにするため、この様な規制をする必要が有るという事ですね。
では今週も頑張って参ります。 『中村医師の信念、次世代へ』おはようございます。
今日の天気は曇り時々晴れ、最高気温は9度とついに一桁台のかなり肌寒い1日となりそうです。
本日12月6日は「音の日」です。 日本オーディオ協会が1994 (平成6)年に制定。 1877年のこの日、エジソンが自ら発明した蓄音機で音を録音、再生することに成功した。
さて本日のお話は「中村医師の信念、次世代へ」のお話です。少々長くなりますがご興味ある方お付き合い下さい。
突然の凶弾に倒れたペシャワール会(福岡市)の中村哲医師(73)はアフガニスタンでの支援活動の傍ら現地の状況や自身の思いを国内の講演等で伝えてきた。 「まずは人を生かす」「小さな英雄になって」。 信念に裏打ちされた言葉の数々に触れた関係者は、悲しみに打ちひしがれながらも「意思を受け継ぐ」と改めて誓った。
寡黙で妥協を許さない、アフガン愛が強い人だった)。京都市で絵本展を営む蓮岡修さん(46)は振り返る。 ペルシャワール会のメンバーとして1999年から約4年間活動を共にした。
不衛生な水によって乳幼児の死亡率は高く、中村さんは「治療の前に水と食料が必要だ」と話していた。 「とにかく井戸を掘れ。お金はなんとかする」。 力強い言葉に背中を押され、同会は次々に井戸と用水路を建設していった。
「病気は後で直す。まずは人を生かすことを考えよう」。「国は貧しいが子供の目は輝いている。この国には未来がある」。 と言っていた中村さん。蓮岡さんは「突然の訃報に驚いたが、本人も覚悟をして仕事をしていたと思う。 残されたものが意思を引き継いで前を向かなくてはいけない」と語った。
九州大学医学部の後輩で、同様に海外で支援活動に取り組む医師、川原尚行さん(54)は 「お互いに内戦のあるイスラム教の国で活動しているので、地域にどう入り込んでいくかを話した」と言う。「生きる標(しるべ)のような存在だった」
川原さんは2006年にNPO法人「ロシナンテス」(北九州市)を立ち上げ、内戦で疲弊したスーダンの住民に巡回医療をしたり、水を届けたりしてきた。 「場所は違えど意思を受け継ぎ、平和な世界にとなるように今後も精進する」と力を込めた。
中村さんの母校、福岡高校(福岡市)の合屋信一校長は「有名にならなくても小さな英雄はたくさんいる。 そういう人になって」と朴訥(ぼくとつ)な口調で生徒にエールを送る中村さんの言葉を胸にしまっている。 「アフガンでの事業は私一代で終わるべきではない」とも話していたと言う。
アフガンなどで難民支援活動を行うNPO法人JEN(東京・新宿)の木山啓子事務局長は、 「大切な事は地元の人々が食べられるようになると」との中村さんの言葉を思い出す。 同法人は01年からアフガンでの物資の配布や学校整備に取り組んできた。 「悲しいが仲間とのの結束が強まった。遺志を継いでいく」と話した。
このような内戦状況では、活動自体を嫌う人間もいると思います。 中村医師の信念を引き継ぐ方々にエールを送ります。
では今週もラスト、頑張って参ります。
『LGBT働きやすく』おはようございます。
今日の天気は曇り時々晴れ、最高気温は10度とまた一段と肌寒い1日となりそうです。
本日 11月5日は「世界津波の日」です。 2011年3月11日の東日本大震災を受けて同年6月に制定された「津波対策の推進に関する法律」にて「津波防災の日」として制定。 2015年12月国連総会決議により「世界津波の日」となった。 嘉永7年11月5日( 1854年12月24日)、安政南海地震が発生し、南海道・東海道を大津波が襲った。 この時、紀伊国広村で浜口梧陵が稲穂に火をつけて津波の襲来を知らせ村人を避難させたと言う実話を基に、 小泉八雲が「稲むらの日」と言う物語を執筆し、後に小学校の教科書にも掲載された。 当初は東日本大震災が発生した 3月11日を記念日とする案であったが、震災が起きて間もないことから、被害を受けた方々の心情を考慮して違う日附にされた。
さて本日のお話は「LGBT働きやすく」のお話です。 少々長くなりますがご興味のある方はお付き合い下さい。
性的少数者(LGBT)が働きやすい環境作りが中部企業にも広がってきた。 外食チェーンの物語コーポレーションは同性カップルを結婚に相当する関係と認め、手当て等の支給を始めた。 ブラザー工業はスカートとズボンを自由に選べる制服を導入している。多様な価値を認め合い人材の定着につながる考えだ。
物語コーポはこのほど社内規定を改定。同性カップルに証明書を発行し、結婚祝い金や配偶者手当の付与を始めた。 これに先立ち18年夏、LGBTに配慮した職場づくりを進める専門チームを設立。全社員に相互理解を深める講習会を開いた。 今年10月には豊橋市の本社を改装し、トイレは性別に関係なく利用できるようにした。
背景には18年の採用活動で得た教訓がある。求職者がLGBTだと打ち明けたところ、会社側が「知識不足から配慮を書いた発言をしてしまった」と言う。 同社は焼肉やラーメン、お好み焼きなど幅広い外食業を展開し、年50店のペースで積極出店する。
外食企業が総じて人手不足のなどで苦戦する中、2020年6月期は売上高が前年13%増、営業利益も3割増とともに過去最高を見込む。 加治幸夫社長は「従業員が生き生きと働くことが充実したサービス、ひいては企業の持続的な成長につながる」と言い切る。
男女兼用の作業服を取り入れたのはブラザー工業だ。従業員はスカートとズボンスタイルを自由に選択できる。 介護サービスなどを手がける福祉の里(北名古屋市)は年内に制服の種類を増やす。 性別を強調しがちな赤と黒をやめ、グレーを基調にした4色から自由に選べるようにした。 矢吹華絵社長は「少数派が過ごしやすい環境整えることが、多数派の働きやすさにもつながる」と話す。
地道でも着実な取り組みを進めようと、サンゲツはLGBTへの支援を呼びかける社内研修を開き、賛同者にステッカーを配っている。 従業員はPCや携帯電話などに貼り、悩みを抱える人等の相談を受け付ける意思をアピールする。 「周囲にLGBTであることをカミングアウト(表明)したくない人は多い」。 無理に手をあげさせるのではなく、安心して仕事ができる環境を整備する狙いだ。配布したステッカーは1000枚を超えた。
働き手が少なくなる中、こういった取り組みも益々必要となってきますね。
では本日も頑張って参ります。 『中国、新エネ車25% に』おはようございます。
今日の天気は晴れ時々曇り、最高気温は11度と肌寒い1日となりそうです。 朝晩はめっきり冷え込み今朝は4度とかなり寒くなっております。体調管理にはくれぐれもご注意ください。
本日12月4日は 「E.Tの日」です。 1982年(昭和57)年のこの日、映画「E.T」が日本で公開された。 観客は1000万人を突破し1997年に「もののけ姫」に抜かれるまで最高の配給収入を記録していた。 E.TはExtra-Terrestrialの略で「地球外生物」のことである。
さて本日は「中国、新エネ車25% に」と言うお話です。 少々長くなりますがご興味のある方はお付き合い下さい。
中国政府は2025年に、電気自動車(EV)やプラグインハイブリット車(PHV)など中国の新エネルギー車が新車初販売に占める比率を25%と従来の20%から引き上げる。 世界最大の新車販売だけでなく、環境対応の強化で欧米をしのぐ(自動車強国)を目指す。 PHVの柱となるハイブリット技術が強みの日本メーカーも新エネ車重視の戦略が求められる。
中国政府で自動車行政を担う工業情報化省が3日、21年から35年までの「新エネルギー車産業発展計画」の素案を公表した。 20年前半までに最終決定する見通しだ。 素案では35年に向けて新エネ車の中核技術で世界をリードすることを目標に掲げた。 具体的には新エネ車の販売比率を18年の約4%から25年に25%まで一気に引き上げる。 普及を加速させる習近平(シー・ジンピン)指導部の強い意志の表れと言える。
起爆剤は滴滴出行(ディディ)などが手がけるライドシェアだ。利用台数はすでに3000万台規模とされる。 環境対策に動く地方政府はライドシェアの車両登録を新エネ車に限る規制を導入しており、今後も販売が拡大していくのは確実だ。 中国の新エネ車はEV、PHV、水素燃料とする燃料電池車(FCV)で構成される。 中国政府は中核部品やシステム開発を加速させることで、新エネ車で世界をリードする青写真を描く。
新エネには日本勢が得意とするハイブリッド車(HV)は含まれない。トヨタなどはHVと共通の技術基盤を持つPHVなどにも力を入れていく方針だ。 一定比率の新エネの製造、販売を義務付ける規制に対応するだけでなく、中国政府の政策に沿うことで商機拡大が見込める。 トヨタは高級車ブランド(レクサス)で初となる量産型EVを11月の広州モーターショーで披露した。 日本勢は主戦場となるPHVやEVで品揃えを充実させ、中国勢とのシェア争いに挑む。
今回の素案では25年までに自動運転技術を使った車両の比率を高めることや、特定の場所では人間の操作が不要になる(レベル4)の実用化も盛り込んだ。
中国に限らず、自動車の環境規制は強化が進む。欧州では二酸化炭素(CO2)排出量を2割以上削減することを義務付ける新規制が21年に適用になる。 日本は30年度に 16年度比3割の燃費改善を求める新たな規制を導入する見通しだ。
100年に1度と言われる大変革時代、新エネ対応が遅れては日本の未来は厳しいですね。
では本日も頑張って参ります。 『流行語大賞』おはようございます。
今日の天気は快晴、最高気温は12度と肌寒い1日となりそうです。
本日12月3日は「カレンダーの日」です。 全国団扇扇子カレンダー協議会が1987 (昭和62)年に制定。 明治5年12月3日(旧暦)が太陽暦の採用によって明治6 (1873)年1月1日となった。
さて本日は「流行語大賞」のお話です。 少々長くなりますがお付き合い下さい。
今年話題になった言葉に送られる「現代用語の基礎知識 2019ユーキャン新語、流行語大賞」が2日に発表された。 年間大賞にはラグビーワールドカップ(W杯)で日本代表を率いたジェミー・ジョセフ・ヘッドコーチが掲げた「ONE TEAM(ワンチーム)が選ばれた。
ノミネートされていた30語の候補から大賞に選ばれたのはワールド杯日本代表のスローガンだった。 7カ国15人の海外出身選手を含む31人の選手は「桜の戦士ワンチーム」として心を1つに快進撃を続けた。 日本ラグビー史上初の決勝トーナメント進出に列島が熱狂した。
スポーツからは日本人2人目、42年ぶりのゴルフ海外メジャー制覇を果たした渋野日向子選手の愛称「スマイリングシンデレラ/しぶこ」も選ばれた。 思い切りの良いプレーと明るい笑顔でファンの心をつかんだ。
一方、令和元年は大規模な災害や事故が相次いだ年であった。 9月〜10月に台風15号、19 号などが次々と上陸、大きな被害が出た。 台風接近前に鉄道会社が運行の中止を決めて公表する「計画運休」が入った。
芸能界を騒がしたのが「闇営業」。 会社を通さずに反社会性力の集まりに参加して、金銭を受け取っていたとして、お笑いタレントらが処分された。会社側の危機管理や芸能界の慣習も問われた。
10月の消費税率引き上げからは2つの流行語がランクインした。飲食料品を持ち帰る場合に税率が8%に据え置かれる「軽減税率」は店頭での混乱を招いた。 一方ポイント還元制度を背景にキャッシュレス決済「〇〇ペイ」の普及が進んだ。
消費の現場からはタピオカ入りのドリンクを飲むことを意味する「タピる」が入選した。
昨年の流行語となった「#MeToo」に続いて選ばれたのは「靴」と「苦痛」をもじった「#KuToo」。 職場で女性のみにハイヒールやパンプスなどを強いる服装規定に疑問を投げかけ、男女平等の社会を目指す動きが広がった。
ONE TEAM(ワンチーム)、良いですね。 では本日も頑張って参ります。 『恐竜全滅、酸性雨も原因?』おはようございます。
今日の天気は雨、最高気温は13度と肌寒く感じる1日となりそうです。
本日12月2日は「日本人宇宙飛行士記念日」です。 1990年のこの日、TBSの秋山豊寛記者(当時)を乗せたソ連のソユーズTM11号が打ち上げられ、日本人初の宇宙飛行に成功した。
さて本日は「恐竜全滅、酸性雨も原因?」のお話です。 長くなりそうですがご興味のある方はお付き合い下さい。
かつて地球で繁栄した恐竜は6600万年前に突然絶滅した。きっかけは小惑星の衝突だ。 その痕跡がメキシコ湾の地下にあり、最近の地質調査から新たな事実が浮かび上がってきた。 地層内の硫黄分が空中に舞い上がり、環境は激変した。 太陽光が遮られて寒冷化した従来説に加え、長期の酸性雨も説得力を増し、絶滅を招いたのではと議論されている。
6600万年前、現在のユカタン半島北端部に直径10〜15キロメートルの小惑星が秒速20キロメートルの猛スピードでぶつかった。 現在この地下に直径約160キロの痕跡が残り(チチュルブ・クレーター)と呼ばれる。 「小惑星の衝突で生じた高温により硫黄を含む鉱物が蒸発した。少なくとも3250億トンと膨大な量の硫黄が大気中に放出された。」
このクレーターの掘削調査で採取した岩石を分析した米テキサス大学のショーン・グリック教授ら国際共同チームはこんな結果をこの9月に発表し、専門家の注目を集めている。 小惑星の衝突はすざましく、東日本大震災の1千倍のエネルギーを持つマグニチュード11の巨大な地震が発生した。 半径1500キロメートルの範囲で火災が起き、巨大な津波は800キロ離れた米イリノイ州あたりまで届いたと言われる。 これが中生代(2億5000万〜6600万年前)に栄えた恐竜を絶滅させる引き金となったと言うのが定説になっている。 しかしどのような環境変化が続いて絶滅に至ったのかについては様々な仮説が提案され議論が続く。
最も有力な説は「衝突の冬」と言う地球の寒冷化だ。舞い上がったチリや火災で出たススなどが太陽光を長期間遮り気温が低下した。 植物が枯れるなど生態系は大きく変化し、当時の食物連鎖の頂点に立つ恐竜も息絶える筋書きだ。
この掘削調査に加わった東京大学の後藤和久教授は「地震や火災、寒冷化で恐竜を含む75%の種が消える大量絶滅が起きたとは考えにくい」と疑問を挟む。 テキサス大学などによる分析結果は謎を解く手がかりになりそうだ。
このクレーター周辺には硫黄を多く含む地層がある。 日米欧や中国などの研究者で組織する国際チームが2016年に現場を地下1.3キロまで掘削して採取した岩石からは、硫黄がほとんど見つからなかった。 「失われた硫黄は長期の酸性雨になったに違いない」日本の研究者はそんな見方を強くしている。
小惑星衝突直後の様子を計算機による模擬実験で再現した。 地層内にあった硫黄は三酸化硫黄という化合物に変化し、他のガスや海水と共に高度1000キロメートルと宇宙空間まで巻き上げられた。 わずか数十秒間に巨大な雲も発生した。雲に含まれた酸性の粒は、地表のあらゆる場所へ降下する過程が示された。 大野上席研究員は「硫酸並と最も酸性度の高い雨が、おそらく衝突の1日後から1週間振り続いただろう」と予想する。 陸上の植物は枯れ、海にすむ植物プランクトンも殻が溶けて死滅した。海の酸性化は半年〜3年は続いたとみられる。
陸上ではトリケラトプスを始めとする植物の恐竜が死に絶え、ティラノサウルスなどの肉食恐竜が絶滅した。 海でも植物プランクトンを食べる動物プランクトンやより大きいアンモナイトなどが死に絶えた。そんな連鎖が起きた可能性が高いと言う。
大野上席研究員らは小惑星に見立てた金属片を秒速20キロメートルに加速して硫黄を多く含む岩盤にぶつける実験でも同様の結果を得ている。 高温になった岩盤から硫黄が蒸発し大部分が酸性を作る三酸化硫黄のガスになった。
グリック教授らはエアゾールが太陽光を遮り地球が寒冷化した従来説を以前有力と考えている。 大野上席研究員らは、衝突実験でエアゾールになる二酸化硫黄はほとんど発生しなかったし 「エアゾールの効果は1ヵ月ぐらいしか続かない」ため、酸性雨説の方がつじつまが合うと説いている。
なるほど、酸性雨説説得力がありますね。 寒冷化とのダブルパンチでは流石に恐竜やあらゆる種が絶滅してしまいますね。
では今週も頑張って参ります。
『新車、自動ブレーキ義務化に』おはようございます。
今日の天気は曇り、最高気温は12度と肌寒い1日となりそうです。明日の明け方には最低気温3度となります。体調管理にはくれぐれもご注意ください。
本日11月28日は「太平洋記念日」です。 1520年のこの日、ポルトガルの航海者マゼランが、後に「マゼラン海峡」と命名される南米大陸南端の海峡を通過して太平洋に出た。 天候が良く平和な日が続いたため、この海をpacific ocean(平和な・穏やかな大洋=「太平洋」)と名付けた。 マゼラン自身はフィリピンで原住民に殺されたが、彼の船は初めて世界を一周して帰国し、地球が丸いことを証明した。
さて本日は「新車、自動ブレーキ義務化に」と言うお話です。興味のある方は少々お付き合い下さい。
政府は国内で販売される新車に対し、自動ブレーキの搭載を義務付ける方針を固めた。 早ければ2021年中の適用を検討している。 20年に発行予定の国際基準を踏まえ、歩行者の接近に対応するなど現在普及している自動ブレーキよりも厳しい性能要件を課す。
高齢事故が相次いだことを受け、政府は6月の緊急対策で、自動ブレーキの基準作りと新車への搭載義務化の検討を始めた。 国土交通省は年内に結論をまとめパブリックコメントを実施。20年1月に関連制度を改正する。 義務化対象は乗用車や軽自動車、3.5トン以下の貨物車両とする。
まずは国産の新型車を対象とし早ければ21年にも適用する。 既存の車種やモデルについてはメーカー側の負担を考慮し、その数年後から適用することで調整している。 輸入車への適用も検討している。既に販売済みの車については取り付けを強制しない。
自動ブレーキの性能認定試験では、時速40キロでの走行中に前方の停止車両に衝突しないことや、 時速30キロで走行し時速5キロで横断する歩行者にぶつからないこと等の条件を満たすよう求める方針だ。 歩行者は子供を想定し、ブレーキが作動しないと4秒後にぶつかる設定とする。
国交省は20年1月に国際基準が発行されることを踏まえ、国内試験も同様な数字に厳格化する。 自動ブレーキは18年に販売された国内の新車の84.6%に取り付けられており、搭載率は高まっている。
自動ブレーキ義務化により、更に新車価格が上昇して自動車が売れなくならないよう補助金等の対策が必要と思われますね。
では本日も頑張って参ります。
『和牛価格上昇に一服感』おはようございます。
今日の天気は曇り、最高気温は15度と肌寒い1日となりそうです。午後2時ごろからは少し雨が降る模様です。
本日11月27日は「更生保護記念日」です。 1952 (昭和27)年のこの日に東京・日比谷で更生保護大会が開かれたことを記念し、「司法保護記念日」(9月13日)と「少年保護デー」 (4月17日)を統合して制定。 刑務所から出所してきた人たちに更生の道を開くことを目的としている。
さて本日は「和牛価格上昇に一服感」と言うお話です。 少々長くなりますがご興味のある方はお付き合いください。
高級食材である和牛の価格上昇に一服感が出ている。2019年度に入って前年割れが続く。 価格志向が強まった消費者が高値を敬遠しているほか、小売店や外食でも他の品種の取り扱いを増やした。 高値が続いたため和牛の供給が増えて需給が緩んだ。 和牛を育てる農家は子牛の仕入れ価格の上昇でコスト増に直面する。 価格が下がれば農家の生産意欲が低下し、再び出荷頭数が減り価格が上がる可能性もある。
指標となる東京市場のA4和牛(去勢、加重平均) は19年4月〜10月の平均価格は1キロ2397円と前年同期に比べて2.3%安い。 日本独自の品種で脂のサシが多く入った黒毛和牛は、増え続けるインバウンド(訪日客)の消費などが需要を下支えし、 ここ数年は1キロ2500円前後と、過去最高値圏続いた。
だが、あまりの高値に国内消費が鈍った。畜産関係者「一般家庭がスーパーで買える価格ではなくなっている」と語る。 都内スーパーの担当者は「今の和牛価格はお店で扱えるギリギリの水準」と話す。 富裕層の多い百貨店でも「高い和牛を買っていくのはほとんどが中国人だ」と言う。
仲卸業者は「2〜3年前までは仲卸もスーパーも我慢して買ったが、今は高値に疲れて仕入れを減らしている」と話す。 仲卸業者やスーパーは和牛の代わりに、和牛と乳牛をかけ合わせた交雑牛の仕入れを増やしている。 交雑牛は和牛よりも3割ほど安く程良いサシが人気だ。「得意先のスーパーはどんどん交雑牛にシフトしている」。
だが、最近は赤身肉を求める消費者が増えており、サシの多い牛肉は消費者の嗜好に逆行する。 都内の高級焼肉店は「霜降りを求める客はどんどん減っている」と話す。 サシの多い肉が増えすぎて希少性が薄れたことも消費が鈍った一因になっている模様だ。
和牛価格が下落すれば、和牛を飼育する農家の収入が減る可能性が大きい。半面、生産コストは上昇している。 農畜産業振興機構によると、18年度の黒毛和牛の平均子牛価格は一頭76万6千円。 5年前と比べて34%高い。 岩手県の飼育農家は「一頭出荷しても手元に5万円ほどしか残らない。格付けが悪いと赤字になる場合もある」と顔を曇らせる。 値下がりが続けば農家が減り、再び和牛の出荷頭数が減りかねない。 長期的に和牛の生産基盤が弱まれば、日中両政府が合意した日本産牛肉の輸出再開で弾みがつくと期待される輸出が鈍るだけでなく、 国内でも再び価格が跳ね上がり消費が減ってしまう負の循環に陥る可能性もある。
私は、赤身の肉の方が断然好きですね。 消費者志向に近づける肉質の改良も必要かもしれませんね。
では本日も頑張って参ります。 『通販サイト偽レビュー横行』おはようございます。
本日の天気は曇り、最高気温は14度と昨日とは違い肌寒く感じる1日となりそうです。夜20時ごろからは雨になる模様です。体調管理にはくれぐれもご注意ください。
本日11月26日は「いい風呂の日」です。 日本浴用剤工業会が制定。 「いい(11)ふろ(26)」の頃合わせ。
さて本日のお話は「通販サイト偽レビュー横行」のお話です。ご興味のある方は長くなりますがお付き合い下さい。
ネット通販などで商品を使いもせずに高い評価のコメントをつける「偽(エフェクト)レビュー」が後を絶たない。 出展者側仲介業者に報酬を支払い、偽レビューを募集していると言うことが背景にある。社会のプラットフォームとしての信頼性が揺らぎかねない。
都内の男性(32)は2018年末にネット通販のアマゾンで仮想現実(VR)ゴーグルを2万円ほどで購入した。 参考にしたのが5つ星に近い高評価だ。200件を超える好意的なレビューが投稿されたが、数回使っただけで部品が壊れて使えなくなったと言う。 「悪い評価がなかったから大丈夫だろうと安易に信じてしまった」と話す。
通販サイトでは利用者は星の数やコメントを投稿したレビューをもとに商品を評価し、評価が高いと検索結果の上位に表示されることが一般的。 ただこの仕組みを狙って仲介業者を通じた店レビューの投稿が少なくない。 男性が商品ページを再度確認すると「低い評価が少なく五つ星が極端に多かった」と言う。
通販サイトでは「出展者にとって有利な評価をするように求めること」や「第三者に依頼して評価を投稿すること」を禁じ、違反者には法的措置を講じる事もあると言う。 それでも偽レビューが後を絶たないのはすべての投稿を監視するのが難しく、商品を買って高い評価をすれば、仲介業者を通じて代金を返してもらえる構図も背景にある。
偽レビュー問題は通販だけではない。カカクコムが運営するグルメサイト(食べログ) は 「十数人程度の専任チームがすべての口コミを目視で監視している」。 12年には金銭を受け取って飲食店に好意的な口コミを投稿してランキングを上げようとする仲介業者が問題になった。
口コミ、8割が「見ている」。 調査会社のクロス・マーケティング(東京・新宿)によると、ネット利用者の8割弱が口コミを見ていると言う。 情報源としては電子商取引(EC)サイトが55%と最も多い。 口コミを見る状況は「買ったことのない商品を購入する時」が69% と多く、「家電を買うとき」 (63%)や「外食する時」 (49%)が続いた。 口コミをネットで見る理由としては、「後で後悔したくないのでいろいろな情報を見ておきたい」が55%を占めた。 口コミ評価などをめぐっては掲載店がサイト運営会社に年会費を支払えば、「口コミ評価」が上がるなど懸念が出ており事業者側の評価方法も課題となっている。 利用者は投稿内容を鵜呑みにしないことが必要だ。
AI活用は道半ばだ。 今はレコンド(推薦)機能から不正評価を排除し、レビューの影響を制限するだけなので、偽レビューそのものの投稿を防いだり投稿内容を検知することができない。 そのため各サイトの事業者は独自の検知技術や人を駆使しチェックせざるを得ないのが現状だ。
私も口コミは割と信じていた方なので、評価が極端に分かれている等、今後はもう少し慎重に決めたいと思います。
では本日も頑張って参ります。 <<前のページへ 10|11|12|13|14|15|16|17|18|19|20 次のページへ>> |